紀州で育まれた南高梅と伝統の味 | 梅干し・特産品の通販

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皆さんの心象風景にある梅干しといえば、実家で漬けた「白干梅」や「紫蘇梅干し」ではないでしょうか。これらの梅干しは一般的には塩分濃度20%程度で作られますが、酸味や塩気の強い梅干しが苦手な方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方におすすめしたいのが、はちみつで漬けた梅干し「はちみつ梅」。塩気や酸味がはちみつによって緩和され、ほんのり甘い「はちみつ梅」、老若男女問わず人気上昇中の梅干しです。

今回は、1kgの梅を使って作る自家製「はちみつ梅」や市販の梅干しから作る「はちみつ梅」のレシピをご紹介!材料が少なく作り方も意外と簡単なので、初めての方でも安心してチャレンジできますよ。



普通の梅干しと「はちみつ梅」との違いは?

一般的な梅干しと「はちみつ梅」はその製造方法や味わい、効能において違いがあります。また「はちみつ梅」は減塩で作るため保存性はやや低く、冷蔵保存が基本となります。

製造過程の違い

一般的な梅干しは梅を塩漬けにして作りますが「はちみつ梅」は、これにはちみつを加えて漬け込むことで作られます。

味わいの違い

一般的な梅干しは、塩味と酸味が強くさっぱりとした味わいです。対して「はちみつ梅」は、はちみつの甘みが加わり、酸味と甘みのバランスが取れた、まろやかな塩味が特徴で、はちみつの風味も感じられます。特に、梅干しらしい酸っぱさが苦手な方におすすめしたい味わいです。

効能の違い

一般的な梅干しには、食欲増進や風邪予防、腸内環境を整える効果がありますが「はちみつ梅」は、はちみつ特有の抗菌作用や抗酸化作用、整腸作用などがプラスで働きます。梅干しとはちみつの相乗効果で、より健康的な効果が得られるかもしれません。


自家製梅干しから作る「はちみつ梅」

まずは、梅干しそのものからご自宅で作りたい方に、自家製梅干しから作る「はちみつ梅」の作り方をご紹介します。塩分量が多いほど保存に向きますが、塩気や甘味は好みに応じて調整してくださいね。

材料と手順

 材料

  • 完熟梅:1kg
  • 塩:100g(梅の10%程度)
  • はちみつ:100-200g(お好みで調整)
  • 焼酎:適量(消毒用)

 道具

  • ガラス瓶や陶器の容器
  • 清潔な布巾、ペーパータオル
  • 重し(落とし蓋など金属製ではない物)
  • 竹串
  • 霧吹き

手順

1.梅の準備

梅を流水で丁寧に洗い、竹串でヘタを取り除きます。清潔な布巾で梅の水分を優しく拭き取ります。

2.梅と塩を容器に入れる

まずは容器や蓋に焼酎を吹きつけて消毒してください。次に梅と塩を交互に重ねて入れ、最後にはちみつを回しかけます。

3.重しをする

上から重しをして、梅がしっかりと浸かるようにします。梅から水分が出てくる(梅酢ができる)ので、はちみつと混ざり合うよう2日に1回ほど容器をそっと揺すります。

4.漬け込む

1週間程度置き、梅全体が梅酢に漬かるよう様子を見ましょう。漬け込んで2週間ほどで清潔な密閉容器に移し替え冷蔵庫で保管し、天気が良い日に天日干ししてください。

5.天日干し

梅をひとつずつ取り出し、水気を切って平らなザルに並べていきます。その際、梅同士がくっつかないよう適度な距離を保ち、まんべんなく日光が当たるよう時々ひっくり返しましょう。3日ほどこれを繰り返すと、ほんのりと甘い「はちみつ梅」のできあがりです。

完成した「はちみつ梅」は風味と色が深まり、甘みと酸味が絶妙にマッチしたおいしい梅干しに仕上がります。

【ポイント】

  • 時々梅酢を混ぜて、梅全体にしっかりと味が染み込むようにしましょう。
  • 完成したはちみつ梅は密閉して冷蔵庫で保存し、早めに食べることをお勧めします。
  • はちみつの量はお好みで調整してみてください。


白干梅から作るはちみつ梅

例えば、いただきものの梅干しやスーパーで買ってきた梅干しが手元にある方は塩抜きして「はちみつ梅」を作る方法もあります。「しょっぱくて食べきれない」「子どもでも食べやすくしたい」といった方におすすめです!ただし、塩抜きすることで梅本来の味わいが損なわれる側面もあることはご了承ください。

材料と手順

材料

  • 白干梅:10粒
  • 水(脱塩用):梅干しの重さの約4倍
  • はちみつ:100g
  • 水(調味用):50cc

道具

  • ボウル(アルミ製のものは使用しないこと)
  • 菜箸
  • 清潔な布巾、ペーパータオル
  • ガラス瓶や陶器の容器

手順

  1. 塩抜き

白干梅を塩抜きします。ボウルに白干梅を入れ、その上からそっと水を加えます。水の量は(梅干し1:水4)の割合で、約7〜8時間浸けます。イメージとして寝る前に準備して、翌朝には塩抜きが完了しているとベストでしょう。塩抜きが終わったら、菜箸でひとつずつ梅干しを取り出し、水気をしっかり切ります。

※気温や水温が低いと塩が抜けにくくなるため、冬に塩抜きをする場合は、時間をやや長めに取ると良いでしょう。なお、塩抜きをスタートする際に水ではなく人肌程度のぬるま湯を使うと、通常よりも早く塩が抜けていきます。冬の寒い時期や少しでも早く塩抜きしたい夏場などにも、ぬるま湯を使ってみてください(夏場は腐敗に要注意)。また、好みの塩味に合わせて塩抜きの時間を調整してみましょう。

  1. はちみつ液を準備

鍋に100gのはちみつと50ccの水を入れ、沸騰させます。沸騰したら火を止め、そのまま冷ましておきます。梅干しの量やお好みの甘さに合わせて、はちみつの量を調整しましょう。

  1. はちみつ梅を作る

塩抜きした白干梅を密閉保存容器に入れます。その後、冷ましたはちみつ液を梅干しに加えていきます。容器を密閉し、冷蔵庫で2〜3日寝かせれば完成です。

甘みと酸味のバランスが良い、まろやかな「はちみつ梅」が楽しめるでしょう。


プラムレディの「はちみつ梅」は、なぜ人気?!

プラムレディでは、梅本来の効能や風味を十分に感じていただきたいと考え製品作りに取り組んでいます。

昨今、塩分6%以下の減塩梅干しが流行しており、これを作るのは容易なことですが、プラムレディの「はちみつ梅」は毎日食べられる”塩分7%”にこだわり、梅本来の有効成分や味わいを感じていただける理想の梅干しを追求しています。何十種類もの国内外のはちみつを試し、たどりついた”フランス産ヒマワリはちみつ”を使用し、試行錯誤の結果、濃厚で爽やかな甘みを感じられる「はちみつ梅」が誕生しました。

肉厚で柔らかい紀州南高梅を”フランス産ヒマワリはちみつ”に漬け込んだ「はちみつ梅」はちょっぴり酸っぱくほんのり甘い味わいで、お子様からご年配の方まで幅広く愛される商品です。おやつにも、お酒やご飯のお供にも、料理のアクセントとしても、ぜひご家族の”いざという時の味方”として1つ、冷蔵庫に忍ばせてみてはいかがでしょうか。

この記事を書いた人

株式会社梅樹園 代表取締役社長 生田 富哉プロフィール

老舗梅屋の4代目。大学卒業後の進路に「自分探しの旅」を選択。海外を放浪しその土地で生きる人や文化に触れる中で、逆に迷いが生まれる。自身の礎を見失ったまま放浪の末たどり着いた西アフリカの山奥の村で「自分の根っこを大切にしなさい」と長老に抱きしめられ、4年ぶりに故郷に帰ることを決意。帰国後、家業の梅干し屋を継ぎ、農業への取り組みや土着の伝統文化に積極的に関わりながら、若梅会会員として地域貢献に奮闘中。

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